舞台
『ABC座 ジャニーズ伝説2021 at IMPERIAL THEATRE 』の公開ゲネプロが東京・帝国劇場で開かれ、演出・主演のA.B.C-Z、出演するジャニーズJr.の7 MEN 侍、Jr.SP、少年忍者、特別出演の佐藤アツヒロが熱いステージを繰り広げた。
故・ジャニー喜多川氏がA.B.C-Zに語った初代ジャニーズの伝説のエピソードをミュージカル化した『ジャニーズ伝説』。今回は初めて演出までA.B.C-Zが担当。初の帝国劇場での上演となる。
ジャニー氏が作った少年野球球団から始まった物語。日本アイドルの頂点に立ち、全米武者修行の中で全米デビューのチャンスまで掴んだ4人をA.B.C-Zの橋本良亮、河合郁人、五関晃一、塚田僚一が、さらにジャニー氏を戸塚祥太が演じる。
そして、今作では1960年代のジャニー氏から伝説を聞く現代の若者として、ジャニーズJr.の7 MEN 侍が出演。
『ジャニーズ伝説』恒例のジャニーズメドレーは、初代ジャニーズからなにわ男子まで全28曲を詰め込んだ。中でも、特別出演・佐藤アツヒロが光GENJIの「ガラスの十代」「Graduation」「太陽がいっぱい」で見事なローラースケートを披露。公演後の囲み取材で自らの提案で光GENJI当時の振り付けのままでやったことを明かし、「全員でやれて気持ちよかったです!」と笑顔で語った。
公開ゲネプロ後の囲み取材に臨んだA.B.C-Zは、「とにかく全力を出し尽くしたい」(五関)、「ジャニーさんの作品の中でもこの作品は超リアル。違う味を楽しんでいただきたい」(戸塚)、「(帝国劇場は)思い出の詰まった劇場。後輩たちに『この舞台に立てて良かった』と思ってもらいたい」とそれぞれ意気込みを語った。今回、過去の作品で堂本光一や滝沢秀明らが使用した楽屋を五関と2人で使用している橋本は「座長部屋をゲットしました!」とニヤリ。「新鮮な気持ちになりました」と気持ちを新たに意気込んだ。
去年のABC座では新型コロナウイルス感染対策で中止されていたアクロバットも復活。「5STARS」の復活に、河合は「久しぶりにやってみると怖かったですね」と話すと、五関が「練習の時、震えがすごかった!」と暴露する一幕も。「年々怖くなっていますね(笑)」と話し、笑いを誘った。
さらに作中で戸塚演じるジャニー氏を「社長」ではなく初めてきちんと「ジャニーさん」と呼んだことにも触れ、河合は今年8月に亡くなったジャニーズ事務所の名誉会長・藤島メリー氏の名前も出し、「ジャニーさんとメリーさんもいる、という思いで演じさせていただいています。2人とも表舞台に立つことを嫌がったから、天国から「(名前を)出さないでよ!」って怒っているかもしれないけど(笑)」とコメント。橋本は、ジャニー氏から『僕は君たちのファン』と言ってもらったエピソードを話し、「その言葉があるだけで自信にもつながるし、安心してステージに立てるのかなと思います」とジャニー氏への思いを語った。
『ABC座 ジャニーズ伝説2021 at IMPERIAL THEATRE 』は、12/21まで帝国劇場で上演される。