映画
映画『シン・ウルトラマン』大ヒット御礼舞台挨拶が開催され、斎藤工、長澤まさみ、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、早見あかり、西島秀俊、山本耕史、樋口真嗣監督が登壇した。
冒頭、斎藤が「朝から『シン・ウルトラマン』をキメてくださってありがとうございます。僕も早朝見ましたが、”アサ(朝)トラマン”最高ですよね?(笑)」とユーモアたっぷりに挨拶。有岡は「上映後の舞台挨拶ということで、皆さんの頭の中になんとなく(映画のシーンが)浮かんでいるのが見えます!」と笑顔。また、今作の舞台挨拶に初参加となった山本が「”メフィラス星人”、”山本耕史”。わりと響きが似ています」とコメントすると、樋口監督が「メフィ―も一緒で…」と突然の愛称呼びに、キャスト陣から笑いが起きた。
今作は5月24日までの公開12日間で、観客動員143万人、興行収入21.6億円を突破。反響も大きいと言い、斎藤は「普段(連絡を)メールで済ます方が電話をかけてきて。興奮を共有したいのかなという気持ちも分かりますし、『変身シーンはどうだったのか』とか、メフィラス星人についてはかなり質問されますね」とコメント。西島も「普段あまり映画館に足を運ばない知り合いも観に行っていて『面白かった』と。この映画をきっかけに、”映画を観に行く”ということが増えていくんじゃないかなと感じています」と驚きの様子。有岡は「僕の周りも、幅広い年齢層の方から『観たよ』という声をいただきました。僕もやっとお話できるのがうれしい!」と喜びも語った。
冒頭で、「今日やっと言えることがあります!」とうれしそうに話した長澤。長澤演じる浅見弘子が巨大化するシーンがあることに触れ、「撮影はグリーンバックで、一人で地味~に撮影していました(笑)。木が倒れるように、まっすぐに倒れるのが痛くて…」と撮影の大変さを話すと、樋口監督がすかさず「あぁ~すみません!」と謝罪。「クッションがあるので大丈夫です(笑)」と笑顔で振り返った。
一方、巨大化した長澤と対峙したのは、西島、有岡、早見の3人。西島は「撮影初日で、『こういう撮影をするんだ』と探り探りやっていたので、出来上がりを見てホッとしました」と安堵の表情。有岡が「たくさんのエキストラの方がご協力してくださっていたんですが、『浅見さんが出た』とは言えなかったので、『あそこから怪獣が出てくるので逃げて下さい!』と説明しているのが面白かった」と話すと、早見も「名前を言っちゃいそうで(笑)」と裏話を明かした。
会見では、メフィラスのセリフ「私の好きな言葉です」にちなんで、それぞれの好きな言葉を披露するコーナーも。最初に回答した山本が「プロテイン、私の好きな言葉です」と、いきなり予想外な答えを披露すると、会場からは盛大な拍手が。「言葉ってなかなか浮かばなくて、一発の破壊力で」と山本が説明すると、有岡は「いろいろ山本さんにトレーニングやプロテインを教えていただいて、筋肉の師匠です!」と称賛。しかし、二番目に「ありがとう、私の好きな言葉です」と披露した早見からは「最初にプロテイン出されたら、次は出しづらいですよ!」と抗議が入った。
有岡が「ご自由にお取り下さい、私の好きな言葉です」と答えると、再び会場からは大きな拍手が。「皆さんもきっと好きな言葉だと思いますが、小さい頃お母さんに付いて銀行に行った時、窓口に飴があって、そこに書いていたんです。僕はそれが楽しみでした」と思い出話も。続けて、「あと、初日に円谷さんがウルトラマンのグッズやぬいぐるみをくださって、テーブルに『ご自由にお取り下さい』と並べてあったんです。すごくうれしかったんですけど、誰よりもはしゃいでいたのが樋口さんでした(笑)」と明かした。
「滋味、私の好きな言葉です」と答えた長澤は、「食べ物を食べた後に噛み締めながら言いたい」としみじみと回答。斎藤は「長いですが…」と前置きしながら「歳を取ってやっちゃいけないことは、説教と昔話と自慢話」と高田純次の名言を披露した。
西島は「スイーツは別腹、私の好きな言葉です」と披露すると、有岡が「現場でもそうでした!常にスイーツを求めてましたよね?防護服を着ている時も『食べられないから、せめて匂いだけでも』って言って、防護服のマスクの隙間にお菓子を当ててました」と暴露。「本当に匂いをかげるんです!」と西島が興奮する一幕も。
最後に披露した樋口監督は「無塩バター」と回答。斎藤が「左半分(監督、山本、西島)が食品なんだけど(笑)」とツッコミ、和気あいあいとした雰囲気で幕を閉じた。
映画『シン・ウルトラマン』は、現在全国公開中。