映画『おそ松さん』の未完成報告会が行われ、Snow Man、髙橋ひかる、前川泰之、桜田ひよりが登壇。

「映画もそうですけど、皆さんと楽しくこの時間を過ごしていきたいと思います」という岩本のあいさつでイベントはスタートした。

本作の意気込みや現在の心境を順番に語っていくことになり、トップバッターに指名されたおそ松役の向井は「どうもー！」と地声であいさつ。するとすかさず「マイク使って！」（深澤）、「素人かな？」（佐久間）とメンバーからのツッコミが入り会場は爆笑に包まれた。

その後も、深澤は余裕たっぷりに会場に手を振った後に思い切り声を上ずらせたり（向井「緊張してる～!?」）、佐久間は壇上から降りていくなど（向井「どこまで行くねん！」）開始数分の間にボケまくり＆ツッコミまくりで場を盛り上げ、息の合った様子を見せた。

以下、質問形式で行われた報告会のメンバーコメント全文は以下の通り。

 

ーー映画公開を控えた今の心境は？

■向井康二（おそ松）
最初に「おそ松さん」の話を聞いた時、え、アニメの実写化が僕らで大丈夫かな、っていうのはあったんですけど、Snow Manやからできるんかなっていう自信もありつつ、不安もありました。でも、楽しさの方が勝ってたなっていう気持ちがあったので撮影まで楽しみにしてました。

■岩本照（カラ松）
この作品は、本読みの時点で今までの人生でいちばん笑ったなっていうくらい面白かったので、いちファンとしても完成を楽しみにしています。

■目黒蓮（チョロ松）
映画『おそ松さん』の面白い雰囲気は、本当にメンバーとこのスタッフの皆さんだからこそ出せたのかなぁと思っていますので、早く完成して皆さんに観ていただける日を楽しみにしています。

■深澤辰哉（一松）
本当にこの映画は間違いなく面白いですし、撮影中はもちろん、撮影の合間にもみんなでわちゃわちゃと楽しい空気が流れていたので、その仲良い雰囲気が作品にも乗っていると思います。楽しい雰囲気や笑顔の雰囲気を皆さんに感じ取っていただいて、みんなが笑顔で帰れるような作品になったらいいなと思います。一緒に皆さん盛り上げていきましょう！

■佐久間大介（十四松）
僕もいちファンとして大好きな作品の「おそ松さん」の実写をやらせていただくということで、すごい気合いも入っておりますし、すごい笑える作品ですので笑いでいろんなことを吹き飛ばしたり、元気になったりすると思います。この映画で「ハッスルハッスル～！マッスルマッスル～!!」な感じになってくれたらいいなと思います。

■ラウール（トド松）
僕すんごいゲラで、撮影中にいちばん大変だったのは笑いをこらえなきゃいけないところだったんですけど、それくらい面白い作品だと思うので、みんなで公開を楽しみにしましょう！

■渡辺翔太（エンド）
この作品を通して、Snow Manの普段のパフォーマンスとのギャップをたくさん味わってもらえたらうれしいなと思いますので、皆さん公開までぜひよろしくお願い致します。

■阿部亮平（クローズ）
「おそ松さん」を実写化するにあたって、このSnow Manに任せようって思っていただけたことを本当に光栄に思っておりますので全力で頑張らせていただきたいなと思っております。日本中を笑いの渦に巻き込む自信がありますのでよろしくお願い致します！

■宮舘涼太（ピリオド）
お話をいただいた時はすごく楽しみで、「おそ松さん」というアニメはすごく歴史もありますし、それを僕らが実写化ということで笑顔の絶えない映画にしたいなという思いで臨みました。そして撮影を終えてみるとやはり笑顔だった記憶だったり、キャストの皆様とスタッフの皆様と一丸となれた記憶が鮮明に残っています。ぜひこの映画で日本中、そして世界中をおそ松さんとともに笑顔でハッピーに包めたらと思います。

 

ーーおすすめシーンは？

■向井
六つ子はクズでニートっていう感じで、ダメダメなストーリーなんですけど、ズボン下ろしたりとかしました僕。人がめっちゃ通る商店街の中でジーパンを落としまして。たぶん何人かには僕のお尻を見られましたね。すごいたくさん人がいるんで一応スタッフさんが布を張ってくれまして、これで安心や！と思ってたんですけどなんだか目線感じるなぁと思ったら商店街の３階からおばあちゃんめちゃめちゃ見ていました。もう本当に体を張りました。僕なりのおそ松ワールドを表現したので、そういうのも見どころのひとつかなと思います。

■岩本
僕は舘様演じるピリオドとのシーンが多かったんですけど、アクションシーンがかなりありまして。すごすぎて僕たちだけ違う映画を撮ってるのかなと思うくらいすごかったです。台本のセリフじゃないト書きに５，６時間かかった(笑)。“もみ合う２人”に５、６時間ってすごい作品だなって。
康二のおそ松とはまたちょっと違う部分で体を使ったかな。ボクシングしたり橋からぶら下がったり。俺がやってるってわかります？って確認したくらいのところもあって。スタントではなく全部僕がやりました。

■目黒
実際のホストクラブに行きまして、ホストになりきって撮影するシーンがあって。ホストクラブにある本物の高いお酒が何個もおいてあって、下手して落としたら終わるなと思ってヒヤヒヤしました。

■深澤
前川さん演じるイヤミと絡むシーンがあるんですけど、前川さんに失礼なことを言っちゃうシーンがあるんです……。失礼なことをしてしまっているシーンがあるのでそこに注目していただけたらなって思います。

■佐久間
撮影した場所が文化遺産とかすごいところで、そこで大暴れしたんです。監督に大暴れしてほしいって言われたんですけど、終わった後「ほかの監督が見たらめっちゃ怒るかもしれない」って監督が言っていて。監督がヒヤヒヤするような、そういう歴史ある場所でやらせてもらったっていうのがすごくいい経験でした。思いっきりバットを振り回しました。

■ラウール
取っ組み合いのシーンが多くて、CGで撮影しました。僕は光石研さんと取っ組み合うシーンで、研さんが新聞を丸めて「これで俺の頭を叩け」と言ってきてくださって。僕震えながら何回も叩いたんです……。せめて使われててくれ、という思いです。めちゃくちゃ緊張しました。

■渡辺
僕は深澤演じる一松を早く見たいなっていう気持ちが。一松って、猫背で一重なんですけど、深澤もそのままなので、一松の再現度が気になってます。完成した一松を見たいです。

■阿部
六つ子が全員で喧嘩をするシーンがあって、漫画だと煙の中でボカスカやってることが多いですけど、映画でも再現してるのがすごいな、と思いました。見どころなのに僕は入れてないんです参加したかったなぁ。

■宮舘
僕もアクションシーンが見どころなんじゃないかなと思います。一日がかりで１から練習して、僕自身があまり映像でアクションをやったことがないので、どうすれば美しく映るんだろうとか、いろいろ気を付けながら照とたくさん練習しました。

 

ーー監督から見たメンバーの印象と、それを受けて

『肝が据わっている人だな。誰がいても何があっても舘様』
■宮舘
心に沁みますね。オリジナルキャラクターということで監督ともすごく話をしてコミュニケーションをとることによって、作品をいいものにしようというのも伝わったのかなと思いました。

『優等生っぽいんだけど実は楽しんでる？　関西弁やる気なかった？』
■阿部
康二にボイスメモを送ってもらって、ちゃんと練習しようと思ったんですけど、似非関西弁の方が面白いんじゃない？と言われて。その方が“物語終わらせ師”としてのうさん臭さも出るんじゃないかと。監督公認の似非関西弁です。

『指示通りやります、と言っていたくせにふざけていた。ひょっとしたらふざけてないかもしれない。お芝居を好きになってほしい』
■渡辺
僕の気持ちを素直に伝えようと思って、最初に「お芝居苦手であんまり好きじゃないんです」と言っちゃったんです。そしたら驚かれて。監督とコミュニケーションをとっていたらお芝居が面白くなっていきました。監督のおかげでコメディ作品にはまたチャレンジしたいなという気持ちになれましたし、お芝居も好きになれました。

『めちゃ勘がいい。すぐ笑う子供』
■ラウール
大変な３日間があって。本当に申し訳ないなって思うのが、僕が笑っちゃって撮影できなくなってしまったんです。すごく反省しました。渡辺くんが悪いんですよ！　すごい笑わせてくるんです……。
（渡辺「時間が押してて、ちょっと空気がピリッとしていたんです。その時にラウールを笑わせて、『こいつ怒られないかな』って(笑)）
むしろ怒られた方が楽なんですけど、冷たい視線っていういちばんきついのをくらいました。

『パッと雰囲気を作ってくれる。感じがいい。でもピリッとしてる時の方が僕は好きです』
■佐久間
ピリッとしてたシーンあったっけ？　でもそういうところも見てくれているのはありがたいです。なんでも楽しんでやりたいんで。

『適当な親戚と話してる感じがする。実はしっかりやっていた』
■深澤
自分では自覚がないですけど、フレンドリーってことですよ！　親しみやすいってことですよね、ありがとうざいます。

『変わった時にウケている。ちょっと遅れてウケている。ちょっと考えてから返事をするまでのリズムがイケている』
■目黒
確かに、言われたことを一回頭の中で理解してから返事をするので、間がうまれちゃうんです、どうしても。ボケの理解も１回頭で……(笑)。

『一歩引いて見ている感じがかっこいい。自分がやるときは楽しそうでかわいい』
■岩本
一歩引いてる感あります？　自分ではあんまり考えてはやってないです。でもめちゃめちゃ楽しくて、監督が笑って下さるんです。笑ってカットを言わないんですよ監督が。でもそれで現場も和んでいいチームワークで現場を過ごさせてもらったので監督には感謝です。

『人が“これくらいやってたよ”というと焦ってキョドる。撮影が終わってから“こうすればよかった”と思いつく』
■向井
なんかみんな結構やってるんやなっていうのを後から聞くと、もうちょいやってもよかったかなと思って。
（目黒「あの、めっちゃわかるっていうエピソードがあるんですけど、撮影中に元気ないなと思ったんです。悩んでて上手くいってないんだろうなって。撮影後に外出たら康二が一人で星空を見上げてて。完全にさっきのやつだな、と思って『おいお前どうしたんだよ』って言ったら『いや、なんでもねーし』って(笑)。）
いやぁ、あの時の星はキレイでしたね。ちょっとにじんで星がたくさん見えました。

 

映画『おそ松さん』は３／25（金）より全国ロードショー。
https://osomatsusan-movie.jp/