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『シン・ゴジラ』長谷川、竹野内、石原が見どころや撮影秘話を明かす!

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7/29(金)公開の映画『シン・ゴジラ』完成報告会見に、長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ、脚本・総監督の庵野秀明らが登壇。作品についてや撮影秘話を語った。

Q.完成作を観た感想は?

長谷川「すごく圧倒されました。本当に誰にもマネできない新しいゴジラで、新しい日本映画でもあるという気がしました。とても面白かったです。多くの方々に観ていただきたいなと、すごく思いました」

竹野内「非常にメッセージ性の強い作品だと思いました。ゴジラの魅力ももちろんですが、人間ドラマがものすごく構築された映画だと思います。僕は気付くと、長谷川さん演じる矢口という人物に自分の気持ちを投影して観ているところがありました。映画の中である参事が起こって、だんだんと長谷川さんの表情が切迫していく感じが印象的で、やっぱり人間ドラマがきちんと構築されているからこそものすごく引き込まれていくものがあるんだと思います。本当に感動しました」

石原「怖くて震えました。残酷でもあり、震えてしまうくらい怖かったです。3.11の経験があったからこそ演じる時に助けられた部分があったんですけど、映画を観てよみがえってきたりもしました。この映画を観て、私自身考えさせられることがすごく多かったです」

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Q.演じられた役柄は?

長谷川<内閣官房副長官・矢口役>「ゴジラと対峙することによって次第に成長していくような、新しいリーダー像みたいなものを作れたらいいなと思いました。矢口は30代後半で官房副長官という、いわゆる政治家としての登竜門に立っている人なので、存在していないようで存在しているという ‟無色”のような存在感でいられたらいいなと。それがいろいろな問題が起きることによって、彼の内側にある日本を愛する情熱や国民を守りたいという気持ちが徐々に出てきて、そうして周りからの色んなものを受けることで成長していけたら、という感じで役を作っていきました。後半の方では庵野監督から、『矢口の成長物語にもなったね』と言っていただいてすごくうれしかったです」

 竹野内<内閣総理大臣補佐官・赤坂役>「政治家の方の活動の‟裏側”は全然知らないので、そこをどういう気持ちで演じたらいいか正直全然分からなくて。そんななか、庵野さんから的確にいろいろご指導いただいて、庵野さんの考えの深さは本当にすごいなと思いました。それと現場でお話しして感じたのですが、庵野さんは矢口のようにどこまでも突っ走っていく熱いところと、赤坂のようにどこか冷静沈着に状況をみて的確に行動を移すという両面を持っていらっしゃるような気がしました」

――(MC)監督、いかがでしょうか?
庵野「使い分けています。そういう職業なので(笑)。根本は赤坂に近くて、時々矢口みたいになるという感じです」

 石原<米国大統領特使 カヨコ・アン・パタースン役>「撮影中は胃が痛い毎日でした。孤独でしたし、『ゴジラを撮影している』と客観視する度にプレッシャーにも押しつぶされそうで。私の役回り的に、最初の方は『何だこいつ!?』という態度とか言動があるので、ちょっとでも自分がひるんだら弱くなりそうな気がして、何度も何度も『負けるな』って自分を奮い立たせていました。でも劇中で(役としての)感情とか立場が変わっていくにつれ、私自身も徐々に孤独を感じることはなくなっていったような気がします」

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 Q.撮影中の苦労は?

長谷川「(政治に関して)僕らは普段報道されてる表面的なことしか分からないので、緊急事態が起きた時に、裏で実際どういうふうに会話がなされているのかとか、リアルを追及するのが大変でした。知り合いの政治関係の方に聞いても、最後まで腹の中は見せてくれない部分があるなというのが僕の印象でしたし、庵野監督といろいろ相談しながらやらせていただきました」 

竹野内「フルCGということでグリーンバックで撮影するので、全く想像がつかないんです。できることならリアルに撮影中にゴジラを見たかったくらいですけど(笑)。リアクション一つにしても、嘘っぽくしたくない気持ちがありましたし、どんな表情したらいいのかとか、そういう点が難しかったです」 

石原「現場に入る前の方が大変でした。まず台本の文字がものすごく多くて分厚くて。でもいろいろな言葉を一つ一つ調べて書き込みながら読んでいくと、一回読むだけでは分からなかったことも読めば読むほどどんどん面白くなって、ワクワクして。脚本が素晴らし過ぎて壊したくないっていう思いから、自分がこの作品に参加するのが怖くもなりました」

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・最後にメッセージを。

長谷川「庵野さんが命をすり減らしながらモノづくりに挑んでいらっしゃる姿を見ながら、スタッフ、キャスト328人一丸となって作りました。映画のなかに『日本はまだまだやれる』というセリフがあるんですが、この映画はそれを証明できたんじゃないかと。日本の結束力みたいなものの大切さが出ている素晴らしい作品だと思いますし、それがこの作品の大事なメッセージのような気がしています。幅広く楽しんでいただけると思います」

 竹野内「庵野監督が身を削る思いで作られたこの『シン・ゴジラ』。私はこの映画を観て、ゴジラの存在はもう日本だけのものではない気がしました。世界中の方々にご覧いただいて、皆さんで議論していただきたいと思います」

 石原「この作品に出演していなかったら、この役を頂かなかったら、これほどまでに今後生きる未来のために深く学んでいこうという決意ができなかったと思うので、参加できたことに心から感謝しています。これから人生を生きる上での、大きなきっかけになったと思います。そして、私自身もそうなんですけど、見てくださる方の経験とか知識とかどこに興味を持っているかによって捉え方とか感想がすごく変わる作品だと思いますので、見終わった後にぜひ議論していただければと思います」

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<作品情報>
7/29(金)全国東宝系ロードショー
『シン・ゴジラ』
総監督・脚本/庵野秀明
監督・特技監督/樋口真嗣
音楽/鷲巣詩郎
出演/長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ
配給/東宝
公式サイト http://shin-godzilla.jp/