テレビステーション

ロボ
芸能ニュース

【インタビュー】水樹奈々のニューシングル「Get up! Shout!」発売中!「テーマは過ちを受け止めるほどの強い愛」

 ニューシングル「Get up! Shout!」をリリースした水樹奈々さん。弊誌22号(10月27日発売号)でインタビューを掲載中ですが、WEBサイトでは紹介しきれなかったインタビュー&撮り下ろし写真をご紹介! シングルの魅力を深掘りします。

――アニメ「SHAMAN KING」の第2弾OPテーマとしてオンエア中のニューシングル「Get up! Shout!」は、どんな想いで取り組まれた曲ですか?

 「SHAMAN KING」のOPテーマは歴代同じレーベルの大先輩である林原めぐみさんが歌われていたので、お話をいただいた時には「本当に私でいいんだろうか?」と緊張とプレッシャーで震えました。

――水樹さんは数々のアニメのタイアップ曲を歌われていますが、いつもと違う緊張感があったのですか?

 もちろん、毎回緊張感を持って制作しているのですが、今回は主題歌を引き継ぐ形なので、肩を並べても恥ずかしくない曲を!と、いつもとは違うプレッシャーがありました。歴代の作品とつながりを感じられるような構成にしたかったので、取り組み方も違って。“歌始まり”でサビがキャッチーで、昭和の歌謡曲のエッセンスを取り入れた曲にしたいと作家のみなさんにお伝えしました。

――“天地を返すほど珠玉の愛で 絶望さえ抱き寄せたら”と歌っていらっしゃって熱いメッセージが印象的ですが、歌詞を書いた時のエピソードは?

 アニメのテーマでもありますが、キーワードは“愛”です。主人公の葉が敵対するハオは愛が欠乏した過酷な幼少期を過ごしてきたキャラクターゆえに世界を滅ぼすような方向に向かってしまうのですが、正義と悪を二分して排除するのではなく、過ちをも受け止め昇華させるような強い愛で向き合っていくことがこの作品のキーになる部分だと思ったんです。人は十人十色でいろいろな考え方があっていい。その中で生まれる確執や過ちとどういう風に対峙していくのか、歌詞に落とし込めたらいいなと思いました。

――コロナ禍で人間関係がギスギスしがちな今の時代とリンクするメッセージですよね。

 ありがとうございます。みんながストレスを抱えている状況が続く中、知らないうちに、誰かを傷つけてしまったり、自分を追い込んでしまったりすることがあると思うんです。そういう状況を少しでもポジティブな方向に導くことができたらという想いも込めました。

――C/Wの「Phase 21」を聴かれた時の印象も教えてください。

 出だしの“Wo-oh・・・”という箇所から、胸を鷲掴みにされた曲です。「早くライブで歌いたい!」、「できるものならみんなで合唱したい!」と思って収録しました。ロックのサウンドとダンサブルな要素が混ざったグルーヴィーな曲で、これまでの水樹奈々にありそうでなかったタイプの曲です。

――「花、星、空 –reunion-」は「SHAMAN KING」で水樹さんが声優として演じていらっしゃる“玉村たまお”のキャラクターソングのセルフカバーですね。

 そうなんです。アニメが20年ぶりに新たな形で放送されているので、“再会”という意味の“reunion”という言葉をサブタイトルに付けてセルフカバーしました。私も大好きで、ファンの方からも反響の多い曲だったので、この機会にぜひ!と思って。

――カラフルで、ポップでガーリーな曲ですね。

 20年前のキャラクターソングなのですが、当時のレコーディングやイベントで歌ったことが細胞にしっかり刻まれていて。「かわいらしく歌いたい」など頭で考えなくても、タイムスリップしたように初々しい気持ちで歌えました。あの頃は、本当に全てに体当たりだったなって。目の前のことに無我夢中で。今でもそうなんですけど、さらに必死だったな…と色々思い出します。

_OSR5141_053

――アーティストデビュー21年目ですが、ここまでの月日は早かったですか?

 早かったですね。ひとつ一つを振り返るとすごく濃くて、とてつもないエネルギーが注がれているのですが、“もう21年も経っている!?”と驚きます(笑)。本当にみなさんのお陰で、充実した時間を過ごさせていただけています。コロナでライブがストップして、改めて当たり前はないし、これからも1回、1回のステージをより大事に作っていきたいなと思いました。CDを出すたびに「これが最後になっても悔いが残らないように」と、心血を注いで作っているのですが、より一層その気持ちが強くなりました。毎回、全部乗せで行きたいですね!

――毎回、全力の姿勢はどこから?

 遡るとCDデビューできたことも奇跡だったし、デビュー当時はオリコンチャートも圏外だったので、次はないかもしれないと常に危機感でいっぱいでした。そのスタイルはずっと変わりません。

――紅白に連続出場された経験を経てもですか?

 ずっとあります。でもそうでないと、いけないと思っています。

――それが水樹さんの原動力であり、アップデートする秘訣ですか?

 そうかもしれません。余力を残してしまったら、私じゃなくなる気がするんです。全部、出しきる。そうすると空っぽになって、また新しいアイディアが浮かぶんです。

――ネクストに踏み出せる。アスリートのようでもありますね。

 もちろん反省はとことんしますけど、その後は過去に縛られないように、留まることをしません。常に前を見て、出しきるスタイルです。もしかしたらアスリートに近いかもしれません(笑)。

【CD情報】
発売中
「Get up! Shout!」
1320円(税込)

ジャケット写真

【プロフィール】
みずき・なな/1月21日生まれ。愛媛県出身。1997年に声優デビューし、2000年にシングル「想い」でアーティストデビュー。09年、「NHK紅白歌合戦」(NHK総合ほか)に声優として初出場するなど、トップランナーとして活躍中。22年1/3㊊、4㊋にはさいたまスーパーアリーナでライブを開催予定。

※本誌のインタビューでは、サイン入りチェキのプレゼントも!

 撮影/十万正人 取材・文/山本弘子