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「MIU404」新井順子プロデューサーに調査! 他の刑事ドラマと一線を画す「MIU404」の魅力とは!?

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 好評放送中の綾野剛&星野源W主演の機動エンターテインメントドラマ「MIU404」(TBS/MBS系・毎週[金]後10時)。毎話豪華ゲストやスリリングなストーリー展開、演出で人気を博す本作の魅力を深堀り! プロデューサー・新井順子さんのお話を伺い、他と一線を画す「MIU404」の魅力に迫ります!

 多くの人が知らなかった“機捜”こと機動警察隊。新井順子Pも 「俳優さんへの出演交渉の際も、機動隊の話と勘違いされたことがある(笑)」そうで、いかにその存在が知られていないかがうかがえる。だからこそ「この番組を通して存在を知ってもらえれば」と思っていたという。では、なぜなじみのない部署を舞台にしようと思ったのか。それは新井Pの刑事ドラマへの情熱と愛情、長い戦いの末に辿り着いた結論だった。

「昔から刑事ドラマの企画を出していました。もともと私自身が、各局で放送している“警察24時”系のドキュメントを録画するほど警察好き。でも刑事ドラマの企画はあれこれ出しましたが一度も通りませんでした」

 そして、「『アンナチュラル』(18年TBS)で出会った脚本の野木亜紀子さんとなら、新しい刑事ドラマを作れると思った」のだという。

「とはいえ捜査一課モノは、これまでの経緯を考えると企画が通らないかもと考えました。それで、何か目新しい切り口はないかと考えた時に、思い浮かんだのが広域捜査課(事件が2つ以上の都道府県にまたがった場合、地方警察間の調製および捜査も行う課)と機動捜査隊。実際に取材をしてみたら機捜のほうがいろいろな部署に関われることがわかり、面白そうだと思い、“機捜”を選択しました。でも始まってると、これがかなり難しい(苦笑)。24時間の初動捜査で任務が終わるので、下手すると視聴者が不完全燃焼になってしまう。だから難しいし、そうならないようにいろんなパターンを考えなければならない。所轄からの協力要請、大きな事件の動員、ガサ入れの手伝いに行くなど、どうやったら関わりを作ることができるか、考えてます」

 物語の構想を膨らませるのに役立ったのが、取材と“警察24時”、そしてリアルな事件だという。

「実際の事件などを下敷きにしています。第1話のあおり運転はちょうど法令が変わる時期と重なり、タイムリーな話になりました」

 時代時代の世相が反映されるのはドラマの醍醐味のひとつだが、本作ほど今と地続きに感じさせてくれるドラマはあまり見ない。そのリアリティを出すもうひとつの要因が、会話劇としての完成度の高さ。会話が重なったり、圧倒的な掛け合いで見せたり、会話の妙が至るところに詰まっている。

「機捜はずっと覆面パトカーでパトロールしているので、必然的に車内での会話が多くなる。ダラダラ喋るのではなく、ストーリーのテンポを増すために会話をする、ということを心がけました。それは今までにない刑事ドラマとなっている部分かもしれません」

 刑事同士がニックネーム同士で呼び合い、殉死を定着させた初の若者向け刑事ドラマとなった「太陽にほえろ!」(72〜86年日テレ)、銃をバンバン撃ち、もオシャレにキメまくる現実の警察とはかけ離れた「あぶない刑事」(86〜87年日テレ)。刑事をサラリーマンに見立て、リアルさを駆使した「踊る大捜査線」(97年フジ)、窓際部署“特命係”の刑事コンビが事件を解決する「相棒」(テレ朝系)シリーズ。刑事ドラマは前に火をつけた刑事ドラマを否定して新しいドラマを作り出す宿命にある。その法則通り、会話劇とアクションを融合させ、喋る刑事バディドラマという新感覚を生んだ「MIU404」。「キャスティングも含め、今回はエンタメ性を強く意識している」という。ズバ抜けて面白い作品として刑事ドラマ史に残る一本になることは間違いないだろう。

 そして7/24(金)は第5話を放送! お楽しみに!

●放送情報
金曜ドラマ「MIU404」
TBS/MBS系 毎週(金)後10時~10時54分