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「わたし旦那をシェアしてた」中間利彦Pが作品に込めた思いとは

殺された夫が搬送された病院で晴美(小池栄子)は、“自分こそが妻だ”と名乗る2人の女性と遭遇。そこで初めて、亡き夫が自分以外に2人の女と事実婚関係にあったことを知る……。3人の女性が3億円の遺産を巡って戦いを繰り広げるファイティングミステリー「わたし旦那をシェアしてた」(日テレ/読売系 毎週(木)後11時59分)を担当する中間利彦プロデューサーに話を聞いた。(本誌14号の「裏方チャンネル」と併せてお楽しみください)

 

――亡き夫に、自分の他にも2人の妻が!? 3億円の遺産を巡って女同士の戦いが勃発するなか、さまざまな謎が浮上……。初回から刺激的な展開が続きそうな本作ですが、作品が誕生した経緯をお教えください。

 

 企画段階でイメージしたのは、海外ドラマ「デスパレードな妻たち」でした。現代を生きる女性たちの本音や葛藤をライトに描きたかったんです。亡き夫をめぐる謎をきっかけに女同士が戦うという世界観は、脚本の仁志光佑さんをはじめ、スタッフたちとアイデアを出し合って煮詰めました。現実には“あるわけないやん”と思われそうな物語ですが、事実婚しているご夫婦も、3股している困った男も、遺産を残して夫が亡くなることも、個別には「ある」こと。それらを融合して「ありそうでなかった物語」を作りだそうとした形です。

 

――それにしても「わたし旦那をシェアしてた」というタイトルがとても印象的です。

 

  企画段階では「3億円の妻たち」というタイトルでした。「3億円の~」も悪くなかったんですけど、SNSを多用する若い世代の女性の皆様にも興味を持ってほしかったので、「シェア」というワードを使った題名に変更しました。話し言葉のような雰囲気もあって、ドラマの題名としては珍しいですよね。その違和感も面白いかなと思っています。

 

――そんな“妻たち”を演じる小池栄子さん、りょうさん、岡本玲さんのお芝居についてはいかがでしょう。皆さんの印象をお聞かせください。

 

  3人ともお芝居がお上手で、クランクインの前に行った台本の読み合わせでの掛け合いを目の当たりにして「このドラマ、いけるぞ!」と思いました。現実離れした物語ですが、3人が演じることでこれはリアルなものになる!と確信したんです。会話がシリアスからコミカルに切り替わるところも絶妙で、コミカルな芝居を真剣に演じることでバランスを取ったり、畳み掛けるようにセリフをかぶせることでテンションをキープしたり。芝居巧者同士ならではの遠慮ない芝居合戦は、本作最大の見どころです。

 

――女同士の戦いに加えて、亡き夫の生前の行動や、3億円の遺産の出どころなど、数えきれない謎も気になります。物語はどんな展開になっていきますか?

 

 物語は女性3人が出会って戦いが過熱していく第1章(1~4話)、3人が数々の謎と向き合う第2章(5~7話)、すべての謎が解き明かされる最終章(8話~最終回)という3部構成で進む予定です。ミステリー作として、散りばめられたたくさんの謎にも目を向けてほしいです。最終的に「そうだったのか!」と納得してもらえる結末を用意しますので、楽しみにしていてください。3人の間に、絆が芽生えていく様子も楽しんで欲しいです。

 

――物語の行方を左右するような“キーパーソン”はいますか?

 

 晴美、加奈子、茜が暮らすことになるシングルマザー向けシェアハウスの管理人・文江(夏木マリ)の言動は要チェックです。彼女が何をしようとしているのかは、回が進むにつれ分かってきます。夏木さんは積極的にアイデアを出してくださるので、ドラマに深みが生まれています。本当に情熱的ですごくカッコいい女優さんです。

 

――夏木さん演じる文江を要チェックということですね。ありがとうございます。では、最後に、本作を通じて中間Pが視聴者に伝えたいことを教えてください。

 

 特別な主張はありません(笑)でも、とにかく女性同士の戦いや謎解きのドキドキ感を楽しんでいただいて、時にスカッとしてもらえれば嬉しいですね。大変な境遇でもくじけず頑張っている晴美たちを見て、「頑張っていれば、人生って楽しいよね」と、元気になってもらいたい。原作のないオリジナル作品で、小池さんも「みんなで作り上げましょう」と言ってくださるので、いいアイデアが出ればどんどん現場で採用して、フレキシブルにやっていきたいと思っています。毎回「来週はどうなるの?」という要素をどんどん振り込んでいきますので、ぜひ最後まで見届けてください。