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映画『うちの執事が言うことには』久万監督が語る永瀬廉、清原翔、神宮寺勇太

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 King & Princeの永瀬廉が若き名家の当主役で主演する映画『うちの執事が言うことには』が完成した。メガホンを取ったのは、李相日、西川美和、廣木隆一といった名だたる監督の下、数々の映画で助監督を務めてきた久万真路監督。5月の公開に先駆けて、監督に主要キャスト3人の魅力や演出で心がけたことを聞いた(※本誌7号「映画の裏側ZOOM UP!」では『うちの執事が言うことには』を特集しました)。

──主演の永瀬廉さんは、18歳で名家の当主に就任した烏丸花穎(からすま・かえい)役。監督からみて、演じぶりはいかがでしたか?

 永瀬くんが備える透明感は、原作からイメージする花穎と一致していました。初対面の執事・衣更月(きさらぎ)をあてがわれた花穎は、ついわがままな部分が出てしまう。口ではわがままを言いながらも本心が見え隠れする演技が求められるので、永瀬くんと一緒に考えながら撮影していきました。

 本格的な演技は初めてという永瀬くんは、初めのうちは見ず知らずの花穎という役を演じることにとても不安そうでしたが、撮影が進んでいくうちに物語のなかの花穎の成長と永瀬くんの演技の成長がうまくリンクしていきました。撮影終盤には現場でもそこにいるのが花穎なのか、永瀬くんなのか、わからなくなってくるほどでした。

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──花穎の執事を任された衣更月蒼馬役には、モデルで俳優の清原翔さんです。

  清原くんは、演技をする前に執事としての作法や所作など、身につけなければいけないものが多く、本当に苦労していました。行動を制約された中で演じる難しさを誰よりも体感していたと思います。でもそれは、執事というものがそれほど厳格なしきたりのなかで仕事をしているんだという気づきにもなったのではないかと思います。衣更月は感情の幅が小さく見える役ですが、制限されているからこそ、ちょっとしたしぐさで衣更月の感情が表現される。そこを分かってきてからの衣更月は一段と魅力が増しましたね。

──花穎にフレンドリーに接する学生企業家の赤目刻弥を演じたのは、神宮寺勇太(King & Prince)さんが。

 役と同じで、永瀬くんより年上で演技経験もある神宮寺くんは、永瀬くんを温かく見守るような目線、立ち位置で演じてくれました。親しくしていながらもどこかクールでミステリアスな赤目役は、クールな神宮寺くんにぴったりだと思っていたのですが、撮影の合間にみんなとじゃれている姿を見かけると、当たり前ですが、赤目として演じてカメラの前に立ってくれていたんだなと気づかされました。それぐらい、赤目を自分に取り入れていましたね。こちらが要求したことに「できません」と言わない神宮寺くん、男らしい意地と心意気がありました。

──本作の演出で特に心がけたのは、どんなことですか?

  この映画は、烏丸家という大富豪をはじめとする上流階級を舞台にしています。多くの人にとって上流階級は身近でない世界だと思いますが、知らないがゆえに魅力的な憧れの世界でもありますよね。そんな上流階級の世界観を崩さずに、かつ親しみやすく感じてもらえる描き方に腐心しました。素敵なロケーションと豪華な美術、衣装にはとても助けられました。 また、今回の出演者は演技経験が少ない若い人たちが中心です。しかし、それがゆえの新鮮さは得がたいものがあります。ですから俳優陣のフレッシュさが損なわれないように、常にリラックスした撮影現場であるよう心がけていました。ただし、そうして数日撮影していると、出演者同士が仲良くなって、ふざけて遊びだしたりするのは困りものでした(笑)。

 

取材・文/赤坂麻実

 

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5/17(金)公開

『うちの執事が言うことには』

監督/久万真路 脚本/青島武

出演/永瀬廉(King & Prince)、清原翔、神宮寺勇太(King & Prince)

優希美青、神尾楓珠、村上淳、原日出子、吹越満、奥田瑛二

配給/東映