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絶賛公開中!『となりの怪物くん』月川監督が明かす菅田将暉さん&土屋太鳳さんの撮影秘話

 ろびこの人気少女コミックを、『君の膵臓をたべたい』の月川翔監督が実写化した『となりの怪物くん』。W主演を務めた菅田将暉さん、土屋太鳳さんの演じぶりなどについて、監督に聞きました。本誌7号(バックナンバーをチェック!)の「映画の裏側ZOOM UP」と併せてお楽しみください。

怪物メイン

 

──ピュアで行動が読めない問題児・吉田春を演じた菅田将暉さん。監督から見て、どんな役者さんでしたか?

 現実にいそうな生々しいお芝居もできるし、今回みたいにちょっとファンタジックなぐらいテンションの高いお芝居もできる人。なんでもやれちゃう役者さんだなと思いました。台本に春が涙するシーンがあったんですが、その時は撮影前から少し様子が違っていました。劇中で何度も登場する歩道橋を使う初めての撮影だったんですが「ああ、いつも通る歩道橋、ここですか」と、話し方もちょっと噛みしめるようなトーンでした。撮影ではきれいな涙を何テイク目でも流してくれて。「なんでそんなことができたの?」と聞いたら「(土屋)太鳳ちゃんが本当に雫(役名)で目の前にいてくれたから、(涙が)出ちゃいましたね」と言っていました。二人あってのことだったんだなと思います。

──春は制服の着こなしなど、見た目も特徴的ですよね。

 菅田くんはビジュアルのことも僕らと一緒に考えてくれました。例えば、春がはくスニーカーも、「今日、僕はいてきたんですけど(こんなのはどうですか)」と菅田くんが見せてくれたのを参考にしています。制服も「鎖骨が見えるぐらいの着こなしが春っぽいかな」と話し合ったり。身に着けるものも「春はロックかなパンクかな」「パンクに憧れているわけではなくて、結果的にパンクに見えるのかな」などと春の価値観を突きつめながら決めていきました。

 ──土屋太鳳さんは、勉強第一のクール女子・水谷雫役。土屋さんとしては珍しい役柄への挑戦になりました。

 かなり我慢を強いることになったので、土屋さんが気にして「私、こんなに機械みたいにやっていて大丈夫ですか」と聞いてきたこともありました。それでも「とにかく最後まで我慢して」とお願いして。途中、ここでは雫なりに感情がこみ上げてくるといいなと思うシーンも、あえてそれを土屋さんには言わなかったんですが、いいシーンになりました。春に対して雫はこみ上げてくる感情があって、でもそれを必死で抑えていて、というせめぎ合いのところで、とてもいい表情が出てきたんですよね。雫を太鳳ちゃんに演じてもらえてよかったと思いました。

──高校生の青春純愛ストーリーで、若いキャストがそろいました。現場の雰囲気はどのようなものでしたか?

 劇中そのままの青春映画みたいな現場でしたよ。2017年5月末から7月初旬までと短い撮影期間でしたが、最初からみんな仲が良くて。ニワトリの“名古屋”のために鳥小屋を作るシーンは、撮影初日だったんですが、こっちがびっくりするぐらいワイワイ楽しそうに動いてくれました。パーティーグッズを選ぶ時も、「俺これにする~」なんて言いながら和気あいあい。撮影中にさまざまなハプニングもありましたが、ケラケラ笑う彼らの素のリアクションをそのまま映画に取り入れています。

 文/赤坂麻実監督

つきかわ・しょう

1982年8月5日生まれの映画監督、映像ディレクター。『君の膵臓をたべたい』(17年)など、青春映画・ドラマを数多く手掛ける。

 

<作品情報>

公開中

『となりの怪物くん』(2018年・日本/106分)

監督:月川翔

原作:ろびこ『となりの怪物くん』(講談社「KCデザート」刊)

脚本:金子ありさ

音楽:林ゆうき

出演:菅田将暉、土屋太鳳、古川雄輝、山田裕貴、池田エライザ、浜辺美波、佐野岳、佐野史郎、速水もこみち

主題歌:西野カナ「アイラブユー」(SMEレコーズ)

配給:東宝

公式サイト:http://tona-kai.jp/