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「関ジャニ∞クロニクル」演出・福山晋司氏が語る関ジャニ∞の魅力!

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 関ジャニ∞のメンバーそれぞれの持ち味をいかした企画の数々で人気の「関ジャニ∞クロニクル」(フジテレビ)。演出・福山晋司氏だからこそ話せる裏話や、メンバーの魅力を大放出です!(本誌20号の「裏方チャンネル」と併せて、お楽しみください)

 

■長男・横山裕は“しれっと一流”な感じ

「横山さんは『俺のやってることは、さもすごいぞ!』と見せない、“しれっと一流”な感じ。バラエティ力がすごく高いし、やっぱり“頼れる長男”という印象です。裏話で言うと、関ジャニ∞のアルバムの特典をやらせてもらった時に、最初はメンバーに特典のためにだけ考えた『TOGAKI HOUSE』を提案したんですけど、『これはオフショット感も少ないし、作り物感(コント・ドラマ性)も強いからちょっと特典映像じゃないな』みたいな話になって。そうなると『TOGAKI HOUSE』はしばらく眠らせる企画かなぁと思ったんですけど、横山さんが『これ、クロニクルでやろうよ。面白そうやから』って言ってくださって。提案して流れた企画はバツがつくのでお蔵入りになりがちなんですが、しれっと横山さんが言って下さったことがきっかけで、のちに日の目を浴び、ギャラクシー賞まで頂ける企画となりました。まぁ結果、僕の出すト書きに一番苦しんでるのが彼なんですけどね(笑)」

■渋谷すばるが熱くなれたかどうかが企画の生命線

「企画に対する渋谷さんのリアクションや楽しみ方こそが、企画をグループ全体で楽しめたのかどうかの総意であり、関ジャニらしさが発揮できたかどうかを測る尺度と思っています。彼が主体的に楽しめたかどうかが、熱くなれたかどうかが企画の生命線になると言っても過言ではないのかもしれません。彼が大暴れしたり、キャッキャ楽しんだり、逆にヒーヒー言って必死になってくれた回はやっぱり面白くなってますし、彼がちょっと大人しくなっちゃった時は、“関ジャニらしさ”が引出せなかった回なのかなぁ…と反省することがあります。フレーズも尖ってて、絶妙なんですよね。さすがはアーティストで、独特の視点から斬り込むので芸人さんとはまた違った笑いを巻き起こす人だなと感じています」

■破壊と創造を目指す村上信五がグループの推進力に

「村上さんはまさにハイブリッド。アイドルのDNAと関西のお笑いのDNAを併せ持つ存在。アイドルの先輩やバラエティ界の先輩たちが作ってきた、いろんな芸能の系譜をこのチームで受け継いでいこうという姿勢はやっぱりすごい。それでいて大先輩の築いてきたものにリスペクトしつつも、それとは全く違うことをやろうという気概を持ってるのが一番頼もしい。彼からしたら『俺はおもろいことだけやってんねや』ってことなんでしょうけど。いろんなことを破壊しながらいろんなことを創造していこうという意味での、関ジャニの推進力だと思います」

■毎回しっかり裏切ってくれるのが丸山隆平

「渡した台本を開始1分で裏切る男、それが丸山隆平です(笑)。でもそんな彼のおかげで助けられた企画が何十個もあるんですよね。関ジャニって、いつも収録本番が始まってからその場の流れでフォーメーションを組むんですよ。展開については事前打ち合わせを一切しない。不確定要素を楽しめるというか、むしろアドリブとかハプニングが大好物。そういう意味では、常に不確定要素を生んで、収録現場に新鮮な空気やドキドキ感を作ってくれる丸山さんには感謝しかない。メンバーからしたら『どんな空気にしてくれてんねん』みたいなことが起きたりもするんですけど(笑)、丸山さんはいつもメンバーを巻き込んで思いがけない展開やドラマを生んでくれる、ミラクルを巻き起こす人なんだと思います。」

■いい意味で感覚がずれている安田章大が新たな展開を開拓

「安田さんは、2020年とか2030年のバラエティをやってる感覚。読めないというか、バラエティの教科書みたいなものからいい意味で外れてるというか。しかもそれを、狙わずしてやってしまってるところがお見事。例えば、誰かが失敗でやらしちゃった時、みんなで『ちょっとちょっと』ってツッコむじゃないですか。彼はツッコミとかボケとはまったく違った脳みそで、予想外のコメントをしてくる。そういうふとした時にこそ、彼の素でずれた部分が出てくるんです。演出や作家では到底思いもつかないコメントや展開を生み出してくれるんです。本人は意識してないんだろうけど。そういう彼のずれた新しい感覚こそが、関ジャニや番組の予想もしえない伸びしろとなっていくので大切にしていきたいと思っています。」

■バラエティでの本気拒否も、錦戸亮の魅力的な素材感がなし得る技

「錦戸さんは『錦戸亮』っていう素材感の固まり。アーティストとしても俳優としてもめちゃめちゃ器用なくせに、ことバラエティの現場では不器用そのもの、、、いや器用なんですが譲れない部分というか、ぶれることのない人間味が随所に出る。そしてそこがまたかわいいんです。『嫌なもんは嫌』っていう融通の利かない感じもまた面白い。『いきなりドッジ』のスペシャルで、TOKIOの長瀬(智也)さんをガチでディスる、というミッションがあったんですけど、『絶対言いたない。いややーっ!』って、俺のほう向いてめっちゃゴネましたからね(笑)。とは言いながらも、最後にやるのがバラエティなんですが、彼の場合は本当に最後まで言わなかった(笑)。わがままではなく、長瀬さんを本当にリスペクトしていてできなかったんでしょうね(笑)そうやって企画に逆らっても後味が悪くならないところは、関ジャニの愛すべき側面かなと。そんな彼の素材感に迫った企画を、照れや恥じらいを一切取っ払ったむき出しの錦戸亮!みたいな企画を、新しくどこかでできればなと密かに考えてます」

■“腹黒キャラ” 大倉忠義は、実は頼れる存在

「大倉さんの“腹黒キャラ”は、これまでほかのバラエティでは見られなかった部分じゃないかな。そういう新たな個性の発見は、番組にとっての大きな価値だと思ってます。『いきなりドッジ』で彼がボールを持つと眼が冷ややかに「スンッ」てなるから、OAではいつも『サイコ』の怪奇音をBGMとしてのっけるんですけど、本人にはいつも『あの音やめてや!』って言われてます(笑)。でも彼が新たな一面を見せてくれたおかげで『ドッジ』はただのゲームではなく、心理バトルにまで発展できたのだと感謝しています。さすがは役者、見せ方とか間(ま)とかは実に達者で、さらに彼独自の目線からのイジリやコメントはもう番組には欠かせないものとなってます。僕からしても、きっとメンバーからしても、すごく頼れる存在だなと感じています」

■最後に

 「関ジャニさんとお仕事がしたいなと思って企画書を出したのが4年前で、それがクロニクルという形で実現したのが2年半前。今だから思うこととして、もし4年前に企画書が通ってたら、またちょっと違う番組になってたかもしれないなと感じています。彼らがひと皮もふた皮も剥け、僕も演出家としてのいろんなことを経験した上で彼らと合流できたのが大きいかなと。お互いにこの年齢だからできる、腹をわってぶっちゃけたというか、アイドル以前に人間味を全面に押し出した番組ができてる気がしてるんです。コーナーの異常な多さとそこにかけるカロリーは、裏方の人たちからは、昼間の番組とは思えないと言われます。でも、今の時間帯にしっくりくるというものよりも、僕はいつも全国ネットの1時間のつもりでフルスイングしています。チャンスがきたら、いつでも行けるように」


<番組概要>
「関ジャニ∞クロニクル」
フジテレビ 毎週土後1時30分~2時
出演/関ジャニ∞