日本映画、疾走

映画ジャーナリスト/斉藤守彦
シネマタグ〜週末はコレだ!
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日本映画、疾走 最終回!
「……ご心配なく。着実に進んでおります(後編)」

シネマタグ〜週末はコレだ!最終回!
「沈まぬ太陽」

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斉藤守彦
(さいとうもりひこ)

1961年、静岡県浜松市出身。映画業界紙記者を経て、映画ジャーナリスト/アナリストに。「INVITATION」誌ほか、現在多数のメディアで執筆中。映画業界内の多種のデータを検証し、その卓抜とした切り口・語り口が多くのファンに支持されている。

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WEBスペシャル連載コラム日本映画、崩壊
映画ジャーナリスト/
斉藤守彦

「接吻」

vol.3 2008年3月12日

小池栄子の凄美な表情に圧倒される!!

 小池栄子って、あの小池栄子のこと?

そう。爆笑問題と「検索っ!!」とかやってる、あの巨乳で新婚でウルトラマンに似ている(本人は「ニセ・ウルトラマンに似ている」と言ってるけど)、通称栄子マン。彼女のことです。

なんでこういう映画に出たんだろ?

うーん…女優さんって、そういう欲望があるんじゃないのかなあ。どんな人でも。

けっこう恐ろしい役でしょ。

かいつまんで話すと、一家惨殺した殺人犯の豊川悦司をTVで見て、ひと目ぼれしてしまう役なんだよ。それで彼に近づこうと色々な試みを行い、ついに拘置所で面会することになるんだけど…。

その先は、さすがに書けないね。

あっと驚くラストシーンが待っている。これは、思わず「ええっ!?」と声を上げそうになった。

タイトルの「接吻」ってのが、ストレートなラブ・ストーリーっぽい感じ。

いやいや、そんなにヤワなラブ・ストーリーじゃないんだ。衝撃的な作品だよ。

ますますもって、なんで栄子マンが出たのか知りたいね。

とにかくこの映画は、小池栄子に圧倒される映画。彼女の表情、彼女の演技、彼女の動作、すべて意味があるように見える。

でも、言ってみれば妄想する女の、一方的な思いなわけでしょ。

そう。でも、TVに映った殺人犯を見ながら彼への手紙をしたためている栄子マンの表情を見ていると、とっても悲しい気分になっちゃうんだ。

なんで?

それは言わないほうがいいでしょ。最後のほうに、それを語るセリフもあるし。孤独なんだよ、この映画に出てくる人はみんな。

とにかく小池栄子、演技の巧さでは定評があったけど、本格的に女優をやったほうがいいんじゃないか?

「接吻」を見て以来、TVのバラエティでにこにこ笑いながらMCやってる彼女の姿が、素直に見られない!

そこまで言う!?

あの笑顔が…うああああ。。。。

おいっ、しっかりしろっ!! 気を確かに!!

(斉藤守彦)

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