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人間じゃない家族を大切にしている人へ

[7]早めに気付いてあげたい 猫のアレルギー

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◆ 生活空間から原因を排除することが大事

わが家の愛猫、花(8歳♀)は、アレルギー持ちである。初めてその症状が出たのは、1歳になったばかりの頃。始まりは、耳の痒みだった。とにかく猛烈に痒いらしく、自分の後ろ足の爪でバリバリと血が出るほど掻きむしってしまう。かかりつけの獣医さんに薬を投与してもらうと一旦は治まるのだが、日が経つとまた同じように掻き始める。それを何度か繰り返した後、湿疹は全身に広がり、発熱を伴うようになった。肌は荒れまくり、ついには、お腹の大部分と背中の一部の毛が抜け落ちてしまった。考えられるひと通りの病気の検査をしてもらったが、猫エイズなどの感染症や内臓疾患は認められず、ほぼ間違いなくハウスダストによるアレルギーであろうとの結論に至ったのである。

人間と同じで、猫のアレルギー治療は根気を要する。何よりその原因となっているものを生活空間のなかから取り除く作業が必要なのだが、これがなかなか難しい。原因がハウスダストとなると、どんなに丁寧に掃除機をかけても、100%取り除くのは不可能である。対症療法として、症状が出たときに病院に連れて行って抗アレルギー剤の注射を打ってもらい、経口薬を処方してもらって飲ませつつ、少しでもホコリが積もらないように、ひたすら部屋の掃除をするくらいしかしてあげられることがない。

◆ 身近なところに意外な原因が潜んでいることも

猫のアレルギーの原因とされているものは、ハウスダストのほかに、ノミ、花粉、ある特定の食べ物など、いろいろある。それらが複合的に作用して、皮膚炎などの症状を発生させたり重症化させることもあるという。
わが家の花の場合、いまも月に一度くらい耳と目の周りを中心に痒み、腫れの症状があらわれるのだが、最近になってひとつ気付いたことがある。宅配便で届いた荷物を開梱して空き箱を玄関などに置きっぱなしにしておくと、きまって症状がひどくなるのだ。これってきっと、ダンボールアレルギー(そういう病名があるのかどうかは知らないが)なのだと思う。なぜそう思うかというと、実は私自身も、ダンボールに触れるとアレルギー反応を起こす体質なのである。ミカン箱なんかを抱えて運ぶと、腕がミミズ腫れのように真っ赤になって、たまらなく痒いのだ。時間がたてば腫れも痒みも消えるので、特に治療するとか体質改善をするということは考えたことがなく、酒の席での話題にしているくらいの「小さな話」である。だが、これが愛猫のこととなると、「小さな話」では済まされない。猫は飼い主に似るというが、一緒に暮らしている私の体質に似てしまったというわけでもなかろう。きっと花も、生まれつきか後天的なものかはわからないが、ダンボールに弱い体質なのである。皮肉なことに、猫である花は段ボールが大好き。それが目につくところに置いてあれば、大喜びで爪とぎをしたり「これはアタシのモノ」とばかりにあごをずりーっとなすりつけてマーキングしたりする。結果、アレルギー反応が起こり、耳と目の周りが充血して、バリバリとかきむしることになるのだ。と、私は推測している。(かかりつけの獣医さんに聞いてみたところ、「それはきっと、ダンボールそのものというより、ダンボールに付くダニだとか、箱の製造時に使われる薬品や接着剤が原因なのではないか」とのことだった)

◆ 獣医さんに相談して、根気よく治療を

痒みの発生には、ストレスも関係しているらしい。花はとにかく人間が大好きで、寝ているときとごはんを食べているとき以外のほとんどの時間を、人に甘えて過ごす。こちらが忙しくて相手をしてあげられなかったり、他の猫の世話に夢中になっていたりすると、決まってバリバリバリと耳を掻き始めるのだ。

素人判断が禁物なのは言うまでもないが、①家の中のホコリをできる限り排除すること、②ダンボールを放置しないこと、③時間の許す限り甘えさせることによって、痒みの出るインターバルは明らかに長くなっている。これからもこの3つ習慣を励行しつつ、獣医さんと相談しながら根気よく治療を続けていこうと思っている。
このコラムを読んでくださっている猫の飼い主さんにも、もし愛猫が体を痒そうにしていたら、早めに獣医さんに相談されることをお勧めします。もしアレルギーなら早期に発見して対策をとってあげたいもの。猫の耐え難い痒みを緩和してあげられるのは、飼い主さんだけなのだから。(T.K)

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<花♀8歳 いま、ちょっと耳が赤い・・・。>