テレビステーション

ロボ
Loading
目で見るレシピ
世界の料理を手軽に作ってみたい人へ

[7]すっぱ辛いおいしさでコクもたっぷり アジアンテイストのイカ飯

F7-1

今回のテーマは、‟アジアンエスニックと和食の融合”。タイ料理の『プラームック・ヌン・マナオ』(イカのライム蒸し)と、北海道の郷土料理『イカ飯』を組み合わせた創作料理を考案してみました。
赤・青の唐辛子とライムを利かせた‟すっぱ辛い”スープは、これからの寒い季節にぴったり。パクチーをたっぷり使い、さらに新鮮なスルメイカのワタも加えて旨みをアップします。
イカ飯といえば、生のもち米をイカのお腹に詰めて炊く(または煮る)のが一般的ですが、時間がかかるのが少々難点。このためだけにもち米を買って余らせてしまうのも残念、ということもあり、ここでは白米のごはんを使い、片栗粉を混ぜてもちもち感を出しました。

【材料(2~3人分】

 F7-2 F7-3

新鮮なスルメイカ :2本
白米(炊いたもの):茶碗に軽く2杯程度
長ねぎ 1/2本
人参(小)1/2本
セロリ(細いくきと葉の部分) 30~40g
万能ねぎ 適量
パクチー 適量(30~40g程度)
ライム(レモンやすだちでも可) 1個
生姜 10~15g
にんにく 2かけら
赤・青とうがらし (お好みの本数で辛さを調節)
水 400cc
片栗粉 大さじ1
塩・コショウ 適量
ナンプラーまたは醤油(適量)

【作り方】

 F7-4 F7-5

① イカの胴の中から軟骨、ゲソ、ワタを抜きとります。目と「くちばし」を取り除き、ワタから墨袋をつぶさないようにそっと剥がしましょう。イカの胴に、つまようじかフォークの先で10~15か所くらい穴を開けておきます。ゲソはぶつ切りにしておきましょう。

 F7-6 F7-7

② 炊いたごはんをボウルかバットに入れ、①で処理したゲソとワタをそれぞれ半分ずつ入れます(冷めたごはんを使う場合は、先にレンジで温めなおしておきましょう)。ナンプラーで風味を付け(苦手な場合は普通の醤油でも)、片栗粉をふりかけてよく混ぜます。

 F7-8

③ イカにごはんを詰め、端を爪楊枝で止めます。

 F7-9

④ 鍋に水を入れて火にかけ、野菜をすべて刻んで入れましょう。セロリとパクチーはざっくり刻み、長ネギと人参はジュリアンに。にんにくと生姜はスライスでも良いですが、できればすりおろしましょう。

 F7-10

⑤ 残り半分のゲソとのワタを加え、ライムを絞って混ぜます。塩・コショウとナンプラー(または醤油)で味を調えましょう。

 F7-11

⑥ 沸騰したら火を弱め、③で用意したイカを入れて蓋をします。ときどき蓋を開けてイカをひっくり返しながら、弱火で15分程煮ます。

 F7-12

⑦ 煮上がったイカ飯を輪切りにして皿に盛り、まわりから包み込むように野菜とスープを入れましょう。薬味に白髪ねぎと刻んだパクチーを添えて、完成です!

 

<プロフィール>
小山朋宏小山朋宏(こやま・ともひろ)

16歳で料理の道に入り、約7年間を調理師として過ごす。中華、洋食の調理場を経験した後、フランス料理を学ぶべくパリに渡る。2年半のパリでの生活を経て、身に着けた語学力を生かし、通訳に転身。以来、仏語圏を中心とする世界の国々へ出張を重ね、1年の半分以上を海外で過ごしている。
出張から戻り、海外で出会った心に残る料理を自宅で再現することが何よりの楽しみ。ふつうの鍋やフライパンを使い、日本で手に入らない食材を身近な食材に置き換えてアレンジするレシピは、元料理人ならではの「裏技」。